スズキ エブリイは、軽キャンピングカーのベース車として最も多く使われている車両です。室内が広く、架装の選択肢が豊富なため、多くのビルダーがエブリイベースのキャンピングカーを製造しています。

この記事では、エブリイベースのキャンピングカーを徹底解説します。人気モデルの比較、価格相場、選び方まで紹介しますので、軽キャンピングカーを検討中の方は参考にしてください。

エブリイの特徴

エブリイが軽キャンピングカーのベースに選ばれる理由を解説します。

基本スペック

項目 スペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,895mm(ハイルーフ)
室内長 1,910mm(後席倒し)
室内幅 1,355mm
室内高 1,240mm
エンジン 660cc NA/ターボ
駆動方式 FR/4WD

エブリイが選ばれる理由

理由 説明
広い室内 軽バントップクラスの室内幅
低価格 ベース車が安い
豊富な選択肢 多くのビルダーが対応
実績がある 軽キャンの定番ベース
部品が豊富 アフターパーツ多数

グレード構成

グレード 特徴 新車価格
PA 最シンプル 104万円〜
PC 装備充実 121万円〜
JOIN 乗用向け 139万円〜
JOINターボ 走り重視 152万円〜

キャンピングカーのベースにはハイルーフ仕様が選ばれることが多いです。

人気モデル

エブリイベースの人気キャンピングカーを紹介します。

バンショップミカミ テントむし

軽キャンピングカーの代名詞

項目 内容
新車価格 280万円〜
ベース エブリイ
就寝定員 大人2名+子供2名
特徴 ポップアップルーフ標準

主な装備
– ポップアップルーフ
– ベッドマット
– FFヒーター(オプション)
– サブバッテリーシステム

テントむしの魅力
– 軽キャンの定番モデル
– 中古市場でも人気
– 実績と信頼性

オートショップアズマ ラクネル

コスパ最強の軽キャン

項目 内容
新車価格 198万円〜
ベース エブリイ
就寝定員 大人2名
特徴 シンプル・低価格

主な装備
– フラットベッド
– 収納システム
– 電装設備(オプション)

ラクネルの魅力
– 200万円以下で購入可能
– シンプルで使いやすい
– 普段使いしやすい

インディアナRV インディ727

軽キャンのロングセラー

項目 内容
新車価格 260万円〜
ベース エブリイ
就寝定員 大人2名+子供1名
特徴 ポップアップルーフ

主な装備
– ポップアップルーフ
– 木目調内装
– 収納棚
– オプション豊富

エブリイキャンピングカーの内装、木目調の家具、コンパクトなベッドスペース、LED照明、写実的、文字なし

その他の人気モデル

ビルダー モデル名 新車価格 特徴
ミスティック ミニポップ 268万円〜 ポップアップルーフ
MYS ファミリーワゴンSS 285万円〜 充実装備
ステージ21 リゾートデュオ 258万円〜 上質な内装
フィールドライフ バロッコ 238万円〜 シンプル仕様

価格相場

エブリイキャンピングカーの価格相場です。

新車価格

タイプ 価格帯
シンプル仕様(ベッドのみ) 180〜230万円
スタンダード仕様 230〜280万円
ポップアップルーフ付き 270〜350万円
フル装備(FFヒーター等) 320〜400万円

中古価格

年式 価格帯
3年以内 180〜280万円
5年程度 120〜220万円
7〜10年 80〜150万円
10年超 50〜100万円

テントむしなど人気モデルは中古でも価格が高い傾向があります。

選び方のポイント

エブリイキャンピングカーを選ぶ際のポイントです。

ポップアップルーフの有無

タイプ メリット デメリット
ポップアップあり 就寝定員増、開放感 価格高い、展開の手間
ポップアップなし シンプル、安価 定員少ない、車内狭い

1〜2人ならポップアップなしでも十分家族で使うならポップアップ付きがおすすめです。

2WDと4WD

駆動 メリット デメリット
2WD(FR) 価格安い、燃費◎ 雪道・悪路×
4WD 安心感、走破性 価格高い、燃費悪化

NAとターボ

エンジン メリット デメリット
NA(自然吸気) 価格安い、燃費◎ パワー不足
ターボ パワー◎、高速快適 価格高い、燃費悪化

長距離や高速道路を走るならターボがおすすめです。

ATとMT

ミッション メリット デメリット
AT 楽、渋滞でも疲れない 燃費やや悪い
MT 燃費◎、運転を楽しめる 渋滞で疲れる
AGS ATとMTの中間 変速に癖がある

最近はほとんどの方がATを選びますが、MTも根強い人気があります。

維持費

エブリイキャンピングカーの維持費です。

年間維持費の目安

項目 金額
軽自動車税 1〜1.3万円
車検(年換算) 2.5〜4万円
任意保険 3〜5万円
ガソリン代(年5,000km) 4〜6万円
駐車場代 0〜8万円
合計 11〜24万円

軽自動車なので維持費は非常に安く抑えられます。

維持費については「キャンピングカーの維持費」を参考にしてください。

N-VANとの比較

ライバルのホンダ N-VANと比較します。

スペック比較

項目 エブリイ N-VAN
室内幅 1,355mm 1,235mm
室内高 1,240mm 1,365mm
荷室長(後席倒し) 1,910mm 1,510mm
助手席フルフラット ×
安全装備 限定的 ホンダセンシング

選び方

重視ポイント おすすめ
室内幅 エブリイ
室内高 N-VAN
荷室の広さ エブリイ
安全装備 N-VAN
ビルダーの選択肢 エブリイ
価格 エブリイ

総合的にはエブリイの方がキャンピングカーのベースとして選択肢が多いです。

N-VANについては「N-VANキャンピングカー徹底解説」をご覧ください。

OEM車について

エブリイには同じ車両のOEM車があります。

車名 メーカー 違い
エブリイ スズキ 本家
NV100クリッパー 日産 エンブレムのみ
スクラム マツダ エンブレムのみ
ミニキャブ 三菱 エンブレムのみ

中身は全く同じなので、どれを選んでも問題ありません。

まとめ

エブリイキャンピングカーについて解説しました。

  • 軽キャンピングカーで最も人気のベース車
  • 広い室内と豊富な選択肢が魅力
  • 新車価格は180〜400万円
  • テントむし、ラクネル、インディが人気
  • 維持費は年間11〜24万円

エブリイは軽キャンピングカーの入門に最適なベース車です。多くのビルダーから魅力的なモデルが発売されているので、自分に合った1台を見つけてください。

よくある質問(FAQ)

Q. エブリイベースで一番人気のモデルは?

テントむしが最も有名で人気があります。ポップアップルーフ付きで就寝定員が多く、中古市場でも流通量が多いです。

Q. ポップアップルーフは必要?

1〜2人での使用なら不要。家族で使う場合や、開放感が欲しい方にはポップアップ付きがおすすめです。

Q. エブリイとNV100クリッパーどちらを買うべき?

中身は同じなので、購入しやすい方で構いません。アフターサービスを受けやすいディーラーで選ぶのがおすすめです。

Q. ターボは必要?

長距離走行や高速道路を多用するならターボがおすすめ。近場メインならNAでも十分です。

Q. 中古は何年落ちまでOK?

5年落ち程度までがおすすめ。それ以上古い車両は、架装部分の状態をよく確認してから購入しましょう。

参考情報

  • スズキ公式サイト
  • 各ビルダー公式サイト
  • 一般社団法人日本RV協会(JRVA)