キャンピングカーを手に入れたものの、「泊まれる場所がわからない」と悩む方は少なくありません。道の駅やサービスエリアで車中泊をしている人を見かけることもありますが、実はすべての場所で自由に泊まれるわけではありません。キャンピングカーの泊まれる場所には、それぞれルールやマナーがあります。
この記事では、キャンピングカーで泊まれる場所をRVパーク・オートキャンプ場・道の駅など種類別に網羅的に解説します。それぞれの料金相場や設備の違い、守るべきマナーまで詳しく紹介しますので、初めてのキャンピングカー旅行でも安心して宿泊先を選べるようになります。キャンピングカーとは?基本を知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
キャンピングカー 泊まれる場所は大きく6種類
キャンピングカーで泊まれる場所は、大きく分けて以下の6種類があります。それぞれ設備や料金、利用ルールが異なるため、旅のスタイルに合わせて使い分けることが大切です。
| 宿泊場所 | 料金目安(1泊) | 電源 | トイレ | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| RVパーク | 2,000〜5,000円 | あり | あり | 推奨 |
| オートキャンプ場 | 3,000〜8,000円 | 施設による | あり | 必要 |
| 車中泊専用スポット | 1,000〜3,000円 | 施設による | あり | 施設による |
| 道の駅(仮眠) | 無料 | なし | あり | 不要 |
| SA・PA(仮眠) | 無料 | なし | あり | 不要 |
| 有料駐車場 | 500〜2,000円 | なし | 施設による | 不要 |
初心者の方には、設備が整っていてルールも明確なRVパークやオートキャンプ場から始めるのがおすすめです。慣れてきたら、車中泊専用スポットや道の駅での仮眠も組み合わせると、旅の自由度がぐっと広がります。
RVパークはキャンピングカー車中泊の定番スポット
RVパークは、日本RV協会(JRVA)が認定する車中泊専用の有料施設です。キャンピングカーでの車中泊を前提に設計されているため、安心して利用できます。2026年2月時点で全国に約600施設が登録されており、年々増加しています。
RVパークの設備と特徴
RVパークには、日本RV協会が定めた認定基準があります。主な設備基準は以下のとおりです。
- 電源設備(100V/15A以上): エアコンや電子レンジが使えるため、快適に過ごせます
- 24時間利用可能なトイレ: 清潔なトイレが常に利用できます
- ゴミ処理対応: 旅先でゴミの処理に困りません
- 入浴施設(近隣含む): 温泉や入浴施設が併設または近隣にある施設が多いです
RVパークの料金相場
RVパークの料金は1台あたり1泊2,000〜5,000円が相場です。施設のグレードや立地によって異なりますが、平均すると2,000〜3,000円の施設が多く、ホテルや旅館と比べると非常にリーズナブルです。
電源使用料が別途かかる施設もあるため、予約時に確認しましょう。予約は「くるま旅クラブ」公式サイトや「RV-Park.jp」から可能です。
RVパークの探し方
全国のRVパークは以下の方法で探せます。
- RV-Park.jp: 日本RV協会公式の予約サイト。エリア別・設備別に検索可能
- くるま旅クラブ: 会員向けの優待割引がある施設もあります
- RV PARK GUIDE BOOK: 毎年発行されるガイドブック(2026年版も発行済み)

オートキャンプ場でキャンピングカーを楽しむ方法
オートキャンプ場は、車を横付けできるキャンプサイトを備えた施設です。キャンピングカーでの利用に適しており、自然の中でアウトドアを満喫できるのが最大の魅力です。
オートキャンプ場の種類
オートキャンプ場には、大きく分けて以下の3タイプがあります。
- 区画サイト: 1組ごとに区画が決まっているタイプ。プライバシーが確保しやすい
- フリーサイト: 広い敷地内で自由に場所を選べるタイプ。料金が安い傾向
- 電源付きサイト(AC電源サイト): 電源コンセントが設置されたサイト。キャンピングカーに最適
料金と予約のポイント
オートキャンプ場の料金は1区画1泊3,000〜8,000円程度です。ハイシーズン(GW・夏休み・連休)は料金が上がり、予約も取りにくくなります。
キャンピングカーで利用する際の注意点は以下のとおりです。
- 車両サイズの確認: サイトによっては大型キャンピングカーが入れない場合があります
- 高さ制限: ゲートや木の枝など、高さ制限がある施設もあります
- AC電源の有無: 電源が必要な場合は、AC電源付きサイトを予約しましょう
- チェックイン・アウト時間: キャンプ場ごとに異なるため事前に確認が必要です
キャンピングカーをレンタルして旅行を計画している方はこちらの完全ガイドも参考になります。
人気のオートキャンプ場を探すコツ
人気のオートキャンプ場は2〜3か月前から予約が埋まることも珍しくありません。以下のサービスを活用しましょう。
- なっぷ: 全国のキャンプ場を検索・予約できるポータルサイト
- ほんだのレビュー: 実際の利用者の口コミが充実
- 各自治体の観光サイト: 穴場のキャンプ場を見つけやすい
道の駅での車中泊|ルールとマナーを正しく理解する
道の駅は全国に約1,200か所以上あり、ドライブ旅行の休憩ポイントとして利用されています。ただし、道の駅での車中泊については「グレーゾーン」とされることが多く、正しいルールの理解が必要です。
道の駅は「休憩施設」であり「宿泊施設」ではない
国土交通省の公式見解によると、道の駅は「休憩施設」であり、駐車場などの公共空間での宿泊目的の利用は遠慮するよう求められています。一方で、「交通事故防止のための仮眠は構わない」とも記されています。
つまり、長時間の宿泊は原則NGですが、安全のための短時間の仮眠はOKというのが公式の立場です。
車中泊禁止の道の駅が増えている理由
近年、一部の利用者によるマナー違反が原因で、車中泊を明確に禁止する道の駅が増えています。主な問題行為は以下のとおりです。
- ゴミの不法投棄: 家庭ゴミやバーベキューのゴミを道の駅のゴミ箱に捨てる
- 電源の無断使用: 施設の外部コンセントを無断で使用する行為は窃盗罪に該当します
- 長期滞在: 数日にわたって駐車場を占拠する
- 車外での調理・宴会: テーブルや椅子を広げて宴会をする
- 騒音: 深夜のエンジンかけっぱなし(アイドリング)や大声
道の駅で仮眠する場合のマナー
やむを得ず道の駅で仮眠する場合は、以下のマナーを守りましょう。
- 夜遅く到着し、朝早く出発する
- 車外に物を広げない
- エンジンを切って静かに過ごす
- ゴミは必ず持ち帰る
- トイレや水道を長時間占有しない
- キャンピングカーのトイレを活用すれば、施設への負担を減らせます

車中泊専用スポットでキャンピングカー 泊まれる場所を広げる
近年注目されているのが、民間の車中泊専用スポットやシェアリングサービスです。RVパークや道の駅以外にも、キャンピングカー 泊まれる場所の選択肢が広がっています。
Carstay(カーステイ)
Carstay(カーステイ)は、全国の駐車場や空き地を車中泊スポットとしてシェアするマッチングサービスです。個人が所有する土地や、寺社・ワイナリーなどユニークな場所に泊まれるのが特徴です。
- 料金: 1泊500〜5,000円程度(スポットにより異なる)
- 特徴: 地元のオーナーとの交流や、通常は泊まれないユニークな場所での車中泊が体験できる
- 予約: アプリまたはWebサイトから可能
その他の車中泊スポット
- 湯YOUパーク: 温泉旅館やホテルの駐車場で車中泊ができるサービス。入浴付きのプランが多い
- ぐるめパーク: 飲食店の駐車場で車中泊できるサービス。食事付きプランも
- 民間の有料駐車場: タイムズやリパークなどの有料駐車場でも仮眠は可能ですが、長時間利用は料金がかさみます
北海道でキャンピングカーをレンタルする方は、RVパークとCarstayを組み合わせると効率的に宿泊先を確保できます。
SA・PAでの仮眠も選択肢の一つ
高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)も、キャンピングカー 泊まれる場所として利用されることがあります。NEXCO各社は「安全運転のための休憩」として仮眠を認めていますが、道の駅と同様に宿泊目的の長時間駐車は推奨されていません。
SA・PAを利用する際は以下の点に注意しましょう。
- 大型車スペースに停めない: キャンピングカーは普通車スペースに駐車するのが基本です
- 混雑時の長時間駐車は避ける: GWやお盆など混雑時は、一般の利用者の妨げになります
- アイドリングストップ: エンジンをかけたままの仮眠は騒音・排ガスの原因になります
- ハイウェイオアシス: 一部のSA・PAには温泉やレジャー施設が併設されています
キャンピングカー 泊まれる場所の選び方と旅の計画
キャンピングカーで快適な旅を楽しむためには、宿泊先を上手に組み合わせることが重要です。ここでは、旅のスタイル別におすすめの宿泊プランを紹介します。
旅のスタイル別おすすめ宿泊先
| 旅のスタイル | おすすめ宿泊先 | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者の週末旅行 | RVパーク・オートキャンプ場 | 設備が整っていて安心 |
| 長期旅行(1週間以上) | RVパーク+道の駅(仮眠) | コストを抑えつつ快適に |
| 家族旅行 | オートキャンプ場 | アクティビティが充実 |
| 温泉巡りの旅 | 湯YOUパーク+RVパーク | 入浴施設が充実 |
宿泊先選びのチェックリスト
宿泊先を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 車両サイズの制限: 全長・全幅・全高の制限がないか確認
- 電源の有無: エアコンや冷蔵庫を使いたい場合は電源付きの施設を選ぶ
- トイレ・シャワーの有無: 特に家族旅行では重要なポイント
- ゴミ処理: 長期旅行ではゴミ処理対応の施設が便利
- 周辺の買い出し環境: スーパーやコンビニが近いと安心
- 携帯電波の状況: リモートワークをしながら旅行する場合は要確認
キャンピングカーの駐車場問題も事前に確認しておくと、旅先でのトラブルを防げます。
宿泊先の事前予約と情報収集
人気の施設は早めの予約が必要です。以下のツールを活用しましょう。
- RV-Park.jp: RVパークの検索・予約
- Carstay: 車中泊スポットの検索・予約
- なっぷ: キャンプ場の検索・予約
- Google マップ: 口コミやルート確認に便利
- 車中泊まとめアプリ: 車中泊スポットの口コミや写真を確認できます

まとめ
この記事では、キャンピングカー 泊まれる場所を種類別に解説しました。
ポイントをおさらいします:
- RVパークが最もおすすめ: 電源・トイレ・ゴミ処理が整い、1泊2,000〜5,000円で安心して車中泊できます
- オートキャンプ場は自然を満喫できる: 家族旅行やアウトドア好きに最適。電源付きサイトを選ぶと快適です
- 道の駅での車中泊はグレーゾーン: 仮眠は認められていますが、マナーを守り、長時間の滞在は避けましょう
- 車中泊専用スポットが増加中: CarstayやYOUパークなど選択肢が広がっています
- 宿泊先の組み合わせが快適旅行のカギ: 旅のスタイルに合わせてRVパーク・キャンプ場・仮眠スポットを使い分けましょう
まずはRVパークやオートキャンプ場から車中泊デビューし、慣れてきたらさまざまな宿泊先を組み合わせて、キャンピングカー旅行の自由さを存分に楽しんでください。
よくある質問(FAQ)
Q. キャンピングカーで道の駅に泊まっても大丈夫ですか?
道の駅は休憩施設であり、宿泊目的の利用は原則禁止です。安全のための短時間の仮眠は認められていますが、長時間の滞在やテーブル・椅子を広げる行為はマナー違反となります。
Q. RVパークの料金はどのくらいですか?
RVパークの料金は1台1泊あたり2,000〜5,000円が相場です。電源使用料込みの施設と別途かかる施設があるため、予約時に確認しましょう。全国に約600施設あり、RV-Park.jpで検索・予約できます。
Q. キャンピングカーでオートキャンプ場を利用する際の注意点は?
車両サイズ(全長・全幅・全高)の制限を事前に確認することが重要です。大型のキャブコンやバスコンは入れないサイトもあります。AC電源付きサイトを選ぶとエアコンや電子レンジが使えて快適です。
Q. 車中泊スポットを探すのに便利なアプリやサービスは?
RV-Park.jp(RVパーク検索)、Carstay(車中泊スポットシェア)、なっぷ(キャンプ場検索)が代表的です。Google マップの口コミも参考になります。目的地周辺の施設を事前に調べておくと安心です。
Q. SA・PAでキャンピングカーの車中泊はできますか?
SA・PAでは安全運転のための仮眠は認められていますが、宿泊目的の長時間駐車は推奨されていません。利用する場合はアイドリングストップを徹底し、混雑時の長時間駐車は避けるようにしましょう。