キャンピングカーを手に入れたら、まず行きたいのがキャンプ場です。「キャンピングカー キャンプ場」で検索してみると多くの施設が出てきますが、いざ予約しようとすると「自分のキャンピングカーは入れるのか」「どんな設備があるキャンプ場を選べばいいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。
実はキャンプ場によって、受け入れ可能な車両サイズや電源設備、サイトの広さは大きく異なります。事前の確認を怠ると、当日入場できないといったトラブルにもなりかねません。
この記事では、キャンピングカーで行くキャンプ場の選び方からオートサイトの設備チェックポイント、予約時の注意点まで詳しく解説します。初心者の方でも安心してキャンプ場選びができるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
キャンピングカーで利用できるキャンプ場の種類
キャンピングカー キャンプ場として利用できる施設には、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解しておくと、目的に合った場所を選びやすくなります。
オートキャンプ場
オートキャンプ場は、キャンプサイトの横に車を駐車できる施設です。キャンピングカーを横付けして、車の外にテーブルやチェアを広げてキャンプを楽しめます。サイトごとに区画が決められている「区画サイト」と、好きな場所に停められる「フリーサイト」があります。
AC電源付きのサイトを選べば、キャンピングカーの車内エアコンやバッテリー充電にも便利です。炊事場やトイレ、シャワーなどの共用設備が整った「高規格キャンプ場」は、初心者にも安心して利用できます。料金は1泊3,000円〜8,000円程度が一般的ですが、シーズンや地域によって異なります。
RVパーク
RVパークは、日本RV協会が認定するキャンピングカー・車中泊専用の施設です。全国に約400カ所以上(2025年時点)あり、年々増加しています。24時間利用可能なトイレ、100V電源、ゴミ処理が可能な点が大きな特徴です。
オートキャンプ場と比べると、焚き火やBBQができない施設が多い反面、予約なしで利用できる場合もあり、旅の途中で気軽に立ち寄れるメリットがあります。料金は1泊2,000円〜5,000円程度で、電源使用料が含まれている施設がほとんどです。
道の駅・SA/PA
道の駅やサービスエリアでの車中泊は、厳密には「仮眠」としての利用が想定されています。長時間の滞在やキャンプ行為(テーブル・チェアの設置、調理など)は原則禁止です。あくまで移動途中の休憩場所として利用し、宿泊目的であればオートキャンプ場やRVパークを利用しましょう。
キャンピングカー向けキャンプ場の選び方5つのポイント
キャンピングカー キャンプ場選びでは、一般的なキャンプ場選びとは異なるチェックポイントがあります。以下の5つを事前に確認しておくことで、当日のトラブルを防げます。
ポイント1:受け入れ可能な車両サイズ
もっとも重要なのが、キャンプ場が受け入れ可能な車両サイズの確認です。キャンピングカーは種類によってサイズが大きく異なります。
| 車両タイプ | 全長の目安 | 全幅の目安 | 全高の目安 |
|---|---|---|---|
| 軽キャンパー | 約3.4m | 約1.5m | 約2.0m |
| バンコン | 約4.7〜5.4m | 約1.7〜1.9m | 約2.1〜2.8m |
| キャブコン | 約5.0〜6.0m | 約2.0〜2.1m | 約2.7〜3.0m |
| バスコン | 約7.0〜9.0m | 約2.1〜2.5m | 約3.0〜3.4m |
バンコンやキャブコンであれば多くのキャンプ場で問題なく利用できますが、バスコンなどの大型車両は受け入れ不可の施設もあります。予約時に必ず車両の全長・全幅・全高を伝えましょう。
ポイント2:サイトの広さと地面の状態
キャンピングカーは一般車よりも大きいため、サイトの広さは重要です。車両の横にタープやテーブルを設置するなら、最低でも10m×10m(100平米)以上の区画がある施設が望ましいでしょう。
地面の状態も確認しておきたいポイントです。芝生や砂利は比較的安定していますが、土のサイトは雨の後にぬかるむことがあります。キャンピングカーは車重が重いため、ぬかるんだ地面ではスタックする恐れもあるため注意が必要です。
ポイント3:電源設備の有無
キャンピングカーでの快適さを大きく左右するのが、AC電源の有無です。外部電源を接続できれば、車内のエアコンや冷蔵庫を遠慮なく使えます。特に夏場や冬場はエアコンの使用が快適さに直結するため、電源付きサイトを選ぶことを強くおすすめします。
電源容量もチェックポイントです。一般的なキャンプ場の電源は10A(1,000W)か15A(1,500W)が多く、エアコンを使う場合は15A以上が必要になることがあります。
ポイント4:ダンプステーションの有無
キャンピングカーにトイレを搭載している場合、汚水の処理ができるダンプステーション(汚水処理施設)の有無は重要なチェックポイントです。国内ではまだ設置施設は限られていますが、RVパークや大型オートキャンプ場では整備されている場所が増えています。
ダンプステーションがない場合は、キャンプ場の共用トイレを利用するか、ポータブルトイレの汚水を適切に処理できる場所を事前に確認しておきましょう。
ポイント5:周辺環境とアクセス
キャンプ場までのアクセスルートも事前に確認が必要です。山間部のキャンプ場では、道幅が狭くカーブが多い道路を通る場合があります。特に大型のキャンピングカーでは離合(すれ違い)が困難な場合もあるため、Google マップなどで事前にルートを確認しておきましょう。
また、キャンプ場周辺のスーパーや温泉施設、病院などの位置を把握しておくと安心です。

キャンプ場の予約時に確認すべきこと
予約時の確認不足が原因で、当日利用できないケースは少なくありません。スムーズにキャンプを楽しむために、以下の点を必ず確認しましょう。
車両情報を正確に伝える
予約時に伝えるべき車両情報は以下のとおりです。
- 車両タイプ(バンコン・キャブコン・バスコンなど)
- 全長・全幅・全高
- 車両重量(地面の耐荷重に関係する場合あり)
- けん引車両の有無(トレーラーの場合は連結時の全長)
特にキャブコンやバスコンは、全高が3mを超える場合があります。キャンプ場入口のゲートや木の枝などに接触するリスクもあるため、正確なサイズを伝えておくことが大切です。
繁忙期は早めの予約が必須
ゴールデンウィーク、夏休み(7月下旬〜8月)、シルバーウィークなどの繁忙期は、人気のキャンプ場はすぐに予約が埋まります。特にキャンピングカー対応の区画は数が限られている施設も多いため、2〜3カ月前からの予約がおすすめです。
逆に平日やオフシーズン(11月〜3月)は比較的空いており、料金が割安になる施設も多くあります。初めてキャンピングカーでキャンプ場を利用する方は、混雑を避けた時期に試してみるのもよいでしょう。
チェックイン・チェックアウト時間
キャンプ場のチェックイン・チェックアウト時間は施設によって異なります。一般的には、チェックイン13:00〜14:00、チェックアウト10:00〜11:00が多いですが、アーリーチェックインやレイトチェックアウトに対応している施設もあります。
キャンピングカーの場合は設営・撤収の手間が少ない分、時間にゆとりを持って行動できるのもメリットです。

キャンピングカーでキャンプ場を利用する際のマナーと注意点
キャンピングカーでキャンプ場を利用する際は、一般のキャンパーよりも場所を取り、エンジン音や発電機の音が周囲に影響を与えやすい点に注意が必要です。キャンピングカーとキャンプ場の双方にとって快適な環境を保つために、基本的なマナーを守りましょう。
エンジンと発電機のルール
就寝時間帯(一般的に22:00〜翌7:00)はエンジンを切り、発電機の使用も控えるのが基本マナーです。多くのキャンプ場では発電機の使用を禁止しているため、事前にルールを確認しましょう。
夏場にエアコンを使いたい場合は、AC電源付きサイトを選ぶか、ポータブル電源や大容量のサブバッテリーを活用するのがおすすめです。
スペースの使い方
キャンピングカーは車体が大きいため、隣のサイトとの距離感に配慮が必要です。オーニング(日よけ)を展開する際は、隣のサイトにはみ出さないように注意しましょう。また、フリーサイトでは周囲のキャンパーとの間隔を十分に取ることを心がけてください。
ペットを連れて行く場合
ペット可のキャンプ場であっても、リード着用やサイト内での管理など、施設ごとのルールがあります。キャンピングカーにペットを乗せて旅行する方は、ペット可のレンタルキャンピングカーに関する情報もあわせてチェックしてみてください。
ゴミの処理
キャンプ場によって、ゴミの分別ルールや持ち帰りの要否が異なります。ゴミ捨て場がある施設でも分別は細かく指定されていることが多いため、事前に確認しておきましょう。キャンピングカーには十分なゴミ袋を積んでおくと安心です。
初心者におすすめのキャンプ場の特徴
キャンピングカーでキャンプ場を利用するのが初めての方には、以下のような特徴を持つキャンプ場をおすすめします。
高規格キャンプ場を選ぶ
「高規格キャンプ場」とは、設備やサービスが充実したキャンプ場のことです。具体的には以下のような特徴があります。
- AC電源完備の区画サイト
- 清潔な水洗トイレ・温水シャワー
- 管理棟にスタッフ常駐
- 売店でキャンプ用品や食材が購入可能
- レンタル用品が充実
高規格キャンプ場であれば、万が一忘れ物をしても現地で対応できることが多く、初心者でも安心してキャンプデビューができます。
キャンピングカー専用サイトがある施設
一部のキャンプ場には、キャンピングカー専用の区画が設けられています。通常のサイトよりも広く設計されており、電源設備や水道が各サイトに備わっている場合もあります。周囲もキャンピングカーユーザーなので、マナーの面でも気を遣いすぎる心配がありません。
キャンプ場検索サイト「なっぷ」や「hinata スポット」では、キャンピングカー対応のキャンプ場を絞り込み検索できるので、施設探しに活用してみてください。
まずはレンタルで試してみる
キャンピングカーの購入を検討中の方や、キャンプ場での利用が初めての方は、まずレンタルキャンピングカーで試してみるのもおすすめです。自分のキャンプスタイルに合った車両サイズや必要な設備が分かるため、購入時の参考にもなります。

キャンピングカーでのキャンプ場利用に便利な持ち物
キャンピングカーにはベッドやキッチンが備わっていますが、キャンピングカーでキャンプ場を快適に楽しむためには、いくつかの追加アイテムがあると便利です。
必須アイテム
- 外部電源ケーブル(延長コード):サイトの電源ポストからキャンピングカーに接続するために必要です。10m以上の防雨型を用意しましょう。
- レベラー(水平調整ブロック):キャンプ場の地面は完全に水平とは限りません。車体を水平に保つためのブロックがあると、就寝時の快適さが大きく向上します。
- タイヤ輪止め:傾斜のあるサイトでは安全のために必須です。
- 懐中電灯・ランタン:夜間のトイレ移動や外での作業時に必要です。
あると便利なアイテム
- アウトドアテーブル・チェア:車外で食事やくつろぎの時間を過ごすために
- タープ:雨天時や日差しが強い日に、車外空間を快適にします
- 虫除けグッズ:夏場のキャンプでは必須です
- 収納ボックス:車外で使うアイテムの整理に便利です
なお、キャンピングカーの駐車場問題で保管スペースに悩んでいる方は、普段使いのアイテムを車内に常備しておくと出発準備が楽になります。
まとめ
この記事では、キャンピングカー キャンプ場選びの基本とオートサイト利用時のポイントについて解説しました。
ポイントをおさらいします:
- キャンプ場の種類を理解する:オートキャンプ場・RVパーク・道の駅など、それぞれの特徴を把握して目的に合った施設を選びましょう
- 車両サイズの事前確認が最重要:全長・全幅・全高を把握し、予約時に必ず伝えることでトラブルを防げます
- 電源付きサイトが快適のカギ:車内設備をフル活用するなら、AC電源付きのサイトを選ぶのがおすすめです
- マナーを守って楽しむ:エンジンや発電機の使用ルール、スペースの使い方に配慮しましょう
- 初心者は高規格キャンプ場から:設備が充実した施設なら安心してキャンプデビューできます
キャンピングカー キャンプ場の組み合わせは、アウトドアの楽しさを最大限に引き出してくれます。まずは設備の整った高規格キャンプ場から始めて、慣れてきたら自然豊かなキャンプ場にも挑戦してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. キャンピングカーでキャンプ場に行くのに普通免許で大丈夫ですか?
車両総重量3.5t未満・乗車定員10人以下のキャンピングカーであれば普通免許で運転可能です。バンコンやキャブコンの多くは普通免許で対応できますが、大型バスコンは中型免許が必要な場合があります。
Q. キャンピングカー キャンプ場対応の施設はどうやって探せますか?
キャンプ場検索サイト「なっぷ」や「hinata スポット」で、キャンピングカー対応の施設を絞り込み検索できます。予約時には車両サイズを必ず伝え、受け入れ可能か確認しましょう。
Q. オートキャンプ場とRVパークはどちらがおすすめですか?
キャンプ体験を楽しみたいならオートキャンプ場、旅の途中の宿泊や手軽さを重視するならRVパークがおすすめです。オートキャンプ場はBBQや焚き火が楽しめる一方、RVパークは電源完備で気軽に利用できます。
Q. 繁忙期のキャンプ場予約はいつ頃すればいいですか?
ゴールデンウィークや夏休み(7〜8月)のキャンプ場予約は、2〜3カ月前に行うのがおすすめです。キャンピングカー対応の区画は数が限られていることが多いため、早めの予約が安心です。
Q. キャンプ場でキャンピングカーの発電機は使えますか?
多くのキャンプ場では騒音の観点から発電機の使用を禁止しています。エアコンなどを使いたい場合は、AC電源付きサイトを予約するか、ポータブル電源を活用しましょう。