「ステップワゴンで車中泊はできる?」「ファミリーで使えるキャンピングカーを探している」という方は多いのではないでしょうか。ホンダの人気ミニバン「ステップワゴン」は、広い室内空間と使い勝手の良さから、キャンピングカーのベース車両としても注目されています。
この記事では、ステップワゴンをベースにしたキャンピングカーの特徴や人気モデル、価格相場、メリット・デメリットを詳しく解説します。ファミリーでのキャンプや車中泊旅行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ステップワゴンキャンピングカーとは
ステップワゴンキャンピングカーとは、ホンダの3列シートミニバン「ステップワゴン」をベースに、車中泊やキャンプに対応できるよう架装した車両です。キャンピングカーの種類の中では「バンコン」に分類されます。
ステップワゴンは「ミドルハイトクラス」のミニバンで、全高が1,800mm以上あるため室内空間に余裕があります。この広さを活かして、快適な車中泊スペースを確保できるのが特徴です。
新型ステップワゴンの車中泊適性
現行の新型ステップワゴン(6代目・2022年〜)は、車中泊に適した設計が随所に施されています。
特筆すべきは2列目シートの新機構です。キャプテンシートは左右それぞれ75mmの内寄せスライドが可能になりました。この機能により、シートをフラットにした際に中央に隙間ができにくく、快適な就寝スペースを確保できます。
また、わくわくゲートを採用したモデルでは、荷室からの出入りがしやすく、車中泊時の利便性が向上しています。
ステップワゴンキャンピングカーの人気モデル
ステップワゴンのキャンピングカー架装を手がける主要なビルダーと人気モデルを紹介します。
ロッキー2「ステップワゴンMV」
神奈川県横浜市にある「ロッキー2」が製作する「ステップワゴンMV」は、2024年秋に登場した車中泊仕様です。「MV(Mountain Village マウンテンビレッジ)」シリーズとして展開されています。
主な装備:
– ベッドサイズ:全長2,100mm × 全幅1,250mm(前)/ 1,000mm(後)
– 対面対座のダイニングスペース
– サブバッテリー110Ah
– 走行充電装置
– LEDの天井照明
– 100Vコンセント、12Vソケット、USBポート
– 1500W矩形波インバーター
大人2人がゆったり眠れるクラス最大級のベッドスペースが特徴です。価格は421万円〜となっています。
2025年のジャパンキャンピングカーショーでは、スパーダをベースとした「ステップワゴン スパーダ MV」も発表されました。
ホワイトハウスキャンパー「デッキワン」
ホワイトハウスキャンパーが展開する「ステップワゴン デッキワン」は、フルヒーティングシステムを搭載した本格派の車中泊仕様です。
スキー場など寒冷地での車中泊も快適にできる設計で、オールシーズン対応のキャンピングカーを求める方に人気があります。ホワイトハウスキャンパーは国内大手のビルダーで、アフターサポートも充実しています。
純正アクセサリーによる車中泊仕様
ホンダアクセスからは、純正の車中泊用アクセサリーも販売されています。ベッドマットやカーテン、ルーフラックなど、手軽に車中泊仕様にできるアイテムが揃っています。
本格的な架装は不要だけど車中泊を楽しみたいという方には、純正アクセサリーの活用もおすすめです。

ステップワゴンキャンピングカーの価格相場
ステップワゴンキャンピングカーの価格は、ベース車両のグレードや架装内容によって異なります。
新車ベースの場合
| 項目 | 価格目安 |
|---|---|
| ベース車両(ステップワゴン新車) | 300万〜400万円 |
| キャンピング架装費用 | 80万〜200万円 |
| 合計 | 380万〜600万円 |
具体的なモデルの価格例:
– ステップワゴンMV:421万円〜
– ステップワゴン スパーダ MV:462万円〜
キャンピングカーの価格相場と比較すると、ミニバンベースのバンコンとしては標準的な価格帯です。
中古車の場合
中古のステップワゴンキャンピングカーは、年式や架装内容によって150万〜350万円程度で流通しています。ただし、専門ビルダーによる架装車は流通量が少ないため、根気よく探す必要があります。
DIY・簡易カスタムの場合
ベッドキットや収納の追加など、簡易的なカスタムであれば5万〜30万円程度で車中泊仕様にできます。純正アクセサリーを活用すれば、さらに手軽に始められます。
ステップワゴンキャンピングカーのメリット
ステップワゴンをベースにしたキャンピングカーには、多くのメリットがあります。
ファミリーユースに最適な広さ
ステップワゴンは3列シート仕様のミニバンで、乗車定員は7〜8名です。平日は家族の送迎や通勤に使い、週末はキャンピングカーとして活用できます。
子供が小さいうちは3〜4人での車中泊も可能で、成長に合わせて使い方を変えられる柔軟性があります。
普通免許で運転可能
ステップワゴンは車両重量が2トン以下のため、キャンピングカーに必要な免許の心配がありません。普通免許(AT限定含む)で誰でも運転できます。
燃費性能の良さ
ステップワゴンのe:HEV(ハイブリッド)モデルは、WLTCモード燃費で約20km/Lを実現しています。キャンピングカーとしては優秀な燃費性能で、維持費を抑えられます。
日常使いとの両立
外観は通常のミニバンと変わらないため、自宅の駐車場にそのまま停められます。立体駐車場や狭い道路でも困りません。平日は普通のファミリーカーとして、週末はキャンピングカーとして使い分けられます。
ステップワゴンキャンピングカーのデメリット
メリットの多いステップワゴンキャンピングカーですが、注意点もあります。
本格的な設備には限界がある
ミニバンベースのため、常設ベッドやトイレ・シャワーの設置は困難です。本格的なキャンピングカーライフを求める方には、キャブコンやバスコンの方が向いています。
就寝人数の制限
快適に就寝できるのは大人2名程度です。子供を含めた3〜4名での就寝は可能ですが、長期旅行では窮屈に感じる可能性があります。
架装車の流通量が少ない
ハイエースキャンピングカーと比較すると、ステップワゴンベースの架装車は選択肢が限られます。希望のモデルが見つかりにくい場合もあります。
ステップワゴンと他のミニバンの比較
ステップワゴンと同クラスのミニバンを、キャンピングカー用途で比較します。
| 車種 | 室内長 | 室内高 | 燃費(HV) | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ステップワゴン | 2,845mm | 1,425mm | 20.0km/L | 300万〜400万円 |
| ノア/ヴォクシー | 2,805mm | 1,405mm | 23.0km/L | 300万〜390万円 |
| セレナ | 3,145mm | 1,400mm | 18.4km/L | 280万〜480万円 |
ステップワゴンは室内高が最も高く、車中泊時の開放感があります。また、新機構の2列目シートによるフラット化のしやすさは、他車にはない大きな強みです。
アルファードのキャンピングカーと比較すると、価格は100万〜200万円ほど抑えられます。高級感よりもコストパフォーマンスを重視する方には、ステップワゴンがおすすめです。
まとめ
この記事では、ステップワゴンをベースにしたキャンピングカーについて解説しました。
ポイントをおさらいします:
- ステップワゴンキャンピングカーはバンコンの一種:ミドルハイトクラスのミニバンで、車中泊に適した広さがあります
- 人気モデルはステップワゴンMVやデッキワン:ロッキー2やホワイトハウスキャンパーなどの専門ビルダーが手がけています
- 価格は380万〜600万円程度:新車ベースの場合、架装費用込みでこの価格帯が目安です
- ファミリーユースに最適:普段使いとキャンプを1台で両立できます
- 燃費性能が優秀:e:HEVモデルは約20km/Lの低燃費を実現しています
ステップワゴンキャンピングカーは、ファミリーでの車中泊デビューに最適な選択肢です。まずは専門ビルダーに相談して、具体的なプランを検討してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. ステップワゴンで何人まで車中泊できますか?
フルフラットベッドを展開した場合、快適に就寝できるのは大人2名程度です。子供を含めた3〜4名での就寝も可能ですが、長期旅行には窮屈に感じることがあります。
Q. ステップワゴンMVの納期はどのくらいですか?
架装内容や時期によって異なりますが、一般的には2〜4ヶ月程度です。ベース車両の在庫状況によっても変動するため、詳細はロッキー2に直接お問い合わせください。
Q. 純正アクセサリーだけで車中泊は可能ですか?
可能です。ホンダアクセスのベッドマットやカーテンを活用すれば、手軽に車中泊仕様にできます。本格的な電装設備は付きませんが、1〜2泊程度の車中泊なら十分対応できます。
Q. ステップワゴンとノア/ヴォクシーはどちらが車中泊向きですか?
どちらも車中泊に適していますが、ステップワゴンは室内高が高く、2列目シートの内寄せスライド機能によりフラット化がしやすいメリットがあります。燃費を重視するならノア/ヴォクシー、居住性を重視するならステップワゴンがおすすめです。
Q. 中古のステップワゴンキャンピングカーはどこで探せますか?
カーセンサーやグーネットなどの中古車サイトで検索できます。ただし流通量は少ないため、専門ビルダーのロッキー2やホワイトハウスキャンパーに直接問い合わせるのも有効です。